診断推論のお勉強(書籍の紹介)
みなさん、こんにちは。
京大の5年生の子と喋っていた内容です。
初学者はどうやって診断学を学び実践に向かえばよいのか。
個人的な考えをもとにおすすめ書籍を書いていきます。
ご意見・ご感想お待ちしております!
まずは、主訴ごとに鑑別すべき疾患のリストアップができること。
Must rule outとCommonなもの。
それが骨組みになります。
参考図書は
とか
です。
さらに慢性的な主訴に対してはこちらも。
(一部執筆しています)
データ異常ならこんなのも。
こういったものでリストを作り、次に個々の疾患について、一般的な病態、経過、診断、治療を整理します。
ハリソンのような教科書で勉強できればよいですが、なかなか全体像は捉えづらいと思います。
参考になる本は別の記事(準備中)で紹介したいと思います。
こうやってまず骨組みを作り、それに肉付けをしていく。レアな疾患とか、コモンな疾患のレアプレゼンテーションとか。
例えば
とか
とか
とか
とか。
さらにカンファレンスやケースレポートなど、そして何より診療の経験を積み重ねていって、アンコモンな疾患やコモンな疾患のアンコモンなプレゼンテーションを取り入れて、診断力というのは向上していくのかなと思います。
そして、プライマリ・ケアの現場では「診断」ではなく「病態」をもとにマネジメントしなければならないことが多々あります。「不確実性に耐える」とよく言われます。
そういった「病態診断」に役立ちそうなのがこちら。
それからこれ。
病名がなくてもできること ―診断名のない3つのフェーズ 最初の最初すぎて診断名がない あとがなさすぎて診断名がない 不明・不定すぎて診断名がない
- 作者:國松 淳和
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
こんなのもいいかも。
(一部執筆しています)
そして最後に総論。
診断という思考プロセスが頭の中でどう進んでいくか、についての理解も必要になっていくと思います。
なんと言ってもこれ。
診断エラーについての本も大事だと思うのですが、まだ読めていません。
良さげだな〜と思うのがこれら。
こういった書籍と自分の普段の頭の中を比較してみて、取り入れられそうなものを取り入れていきます。
いかがだったでしょうか?
ご参考になれば幸いです。